「サステナブルアート」が本来目指すゴールは捨てるモノを減らし、モノを買い替えなくていい流れを作ることです。
「サステナブル(Sustainable)」とは、「持続可能な」という意味で私たちが暮らす世界を大切にする姿勢です。
多くのモノを買うことはもう必要ないと気づく時代が来たのではないでしょうか。
なぜ「捨てるモノを減らす」「買い替えない」ことが、本当のサステナブルなのかということを解説します
☑この記事の流れ
- サステナブルアートが目指す場所(1)捨てるモノを減らす
- サステナブルアートが目指す場所(2)買い替えない
サステナブルアートが目指す場所(1)捨てるモノを減らす

サステナブルアートの意味とは?
「サステナブルアート」が本来目指していることは、捨てるモノを減らし、モノを買い替えなくていい流れを作ることです。
リサイクルはもちろん大切ですが、その前にまず捨てるモノを減らすことです。
捨てるモノを減らすには、できるだけ買い替えなくてよいモノづくりや流通の仕組みを作ることです。
飽きずに長く使えるデザインや耐久性のある品質のモノづくりができると、買い替えることが減り、捨てるモノは減るはずです。
5年着られる服と1年で買い替える服の違い
1枚は5年着ることができる服、もう1枚は1年で買い替えが必要な服があるとします。
この2つの服の寿命が違う理由は何でしょうか?
長く着られる服は耐久性があるだけではなく、デザインとして優れていて飽きずに着られることも必要です。
優れたデザインのモノは、購入してから長い時間が経っても飽きることがありません。
デザインに魅力があり、それ自体が「サステナブルアート」です。
1年で買い替えが必要な服は5年間で5回買い替えますが、5年着ることができる服は5年間で1枚買うだけです。
5年間で捨てる服の枚数が5枚から1枚に減ると、服を作る時に使う水や材料による環境への影響が少なくなります。
5年間着ることができる服の方が、1年で買い替えが必要な服よりも環境への負担が少ないことは明らかです。
本当に必要なモノを必要な分だけ買う時代
寿命が来たらモノを買い替えることは必要です。
でも、たくさんのモノを買ってすぐに買い替えることは、本当に必要でしょうか?
これからは、本当に必要なモノを必要な分だけ買う時代です。
お手頃価格で日用品を買えることで、私たちは暮らしやすくなりました。
製造や流通の仕組みは大切ですが、簡単に買えることでモノの本当の価値を見失っていないでしょうか?
モノを大切に長く使えば、確実に捨てるモノは減ります。
本当にお気に入りのモノを買って、長い間使うことで環境への負担を減らすことができます。
使っていて飽きない優れたデザインであり、長い間使えるモノを買うことで、買い物の負担も減り、心豊かな暮らしができます。
沢山買わなくてよいモノが、本当に優れたモノです。
できるだけモノを買わなくていい仕組みづくりが、サステナブルアートが目指す本来のゴールです。
サステナブルアートが目指す場所(2)買い替えない

自分に必要なモノを見極めるには?
買い替えなくていいモノは環境への負担が少ないので、サステナブルです。
そのためには、自分に本当に必要なモノを見極めることが大切です。
自分に合うアート作品の選び方をあなたにぴったりの絵画の選び方【お気に入りと出会う方法5選】で紹介していますが、アートに限らず、本当に自分に合うモノを選べば、買い替えることや捨てることは大幅に減ります。
購入したモノと一緒に長い時間を過ごすことが、心の豊かさにつながります。
サステナブルなアートに隠されたメッセージは、消費者が「自分に何が必要か」を見極める目を持ってほしいということです。
サステナブルアートの本当のゴールとは?
ここまでで、サステナブルアートが本来目指す場所は、「捨てるモノを減らす」「買い替えない」ことである理由を解説してきました。
本来であれば、モノを捨てる前に社会のあり方に気づいて行動することが大切です。
サステナブルであり、環境を大切にした流れになると、豊かに暮らせる世界になります。
心豊かに暮らせる社会で過ごしたいですね。
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