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ブログ 抽象画とは?初めてでも分かる抽象画の見方を解説

抽象画とは?初めてでも分かる抽象画の見方を解説

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抽象画とはどんな絵画かを知りたいと思っていませんか?

この記事では、抽象画とはどのような絵なのかをわかりやすく簡単に解説しています。

抽象画は、何を表現している作品なのか、抽象画の見方も知りたいですよね。

今までは、抽象画をどのように鑑賞したらいいのか分からなかったかもしれません。

この記事を読むと、抽象画を自分の感性で鑑賞できる方法が見つかります。

抽象画を見る時には、ぜひご覧ください。

☑この記事の目次

  • 抽象画とは?どんな絵画かをわかりやすく解説します。
  • 抽象画の見方―言葉にできないからアートなのだ。
  • 抽象画にわからないけど心惹かれる理由

抽象画とは?どんな絵画かをわかりやすく解説します。

abstract paintings exhibition

抽象画とは、画家が感じている形で表現したアート

抽象画とはどんな絵画かというと、画家が感じている形で描きたいものを表現したアートです。

そのため、何が描いてあるのかがはっきりと分かる「具象画」とは違って、一見しただけでは、何が描いてあるのか分からない抽象画もあるかもしれません。

画家が絵に描いているものは、あなたが実際に目で見る形とは違っていることもあります。
しかし、画家の感性である「心の目」で見える形で、作品に表現しているのです。

抽象画に何が描いてあるかはあなたが決める

アートの面白さは、見る人が自由に解釈できることです。

もちろん、描き手の意図を感じようとすることは大切です。
しかし、描き手の思い描いたことと違う解釈があることが、アートの奥が深いところです。

抽象画を見る時には、見る人が「何を描いているのか」を自由に解釈して、鑑賞することができます。

つまり、抽象画に何が描いてあるかはあなたが決めるのです。

見る人によって解釈が違うのが当たり前です。

抽象画の描き手と、作品を鑑賞する人は別の人です。

アートは感性で見るものです。
そのため同じ作品でも、見る人によって解釈が違うのが当たり前です。

「この絵はこういう作品だ」という自分なりの解釈を持って見ていれば、あなたは作品を十分に鑑賞できています。

作品を見て、自分の感性でただ感じることが抽象画の楽しみ方です。
感じることは、100人あれば100通りあります。

抽象画とは、目に見えないものを表現するアート

物事は目に見える形だけが、そのものの本質を表しているとは限りません。

多くの物事には、目に見える形以外にも目に見えない多くの要素があります。

たとえば、犬を抱きかかえた時のフワフワした触り心地や温かさ、生命が持つ活気は、犬の形として目に見えているとは限りません。

しかし、抽象画では、感じたことを色や形として目に見える形で表すことができます。

そういう意味では、抽象画は目に見えないものを目に見える形で表現するアートと言えるでしょう。

抽象画をお部屋に飾りたい時は、居心地のいい部屋にはアートがある3つの理由もぜひご覧ください。

抽象画の見方―言葉にできないからアートなのだ。

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抽象画の見方を知りたいです。

抽象画は、初めて見た時に「作品が表現したいことが分からない」という思いが湧いてくることがあるかもしれません。

アートとは、言葉では表現しきれない感性を形にしたものです。
つまり、抽象画は言葉にできないからアートなのです。

小説に例えてみましょう。

小説は本1冊を読むことで、1つのテーマについて作家が伝えたいことや、作品の世界観を理解することができます。

アートは小説のように奥が深い世界を表現する手段です。
そのため、1つのテーマについて言葉で表現しきれないものを画家は作品に描いています。

抽象画を見て、あなたが何を感じるかが大切なのです。

簡単な言葉で表現できないから、画家は作品に描くのです。

作品の解説を読めば、抽象画の見方がわかりますか?

あなたは抽象画を見る時に、作品の解説を見るかもしれません。

アートを鑑賞する方法は、下記のように2つあります。
どちらも、それぞれの楽しみ方があります。

  • 作品の解説を読んで、作品が作られた背景を知って作品を鑑賞する方法。
  • 解説を読まずに、先入観なしで作品を鑑賞する方法。

第三者がアート作品を解説する場合、解説者の解釈が入ります。

第三者が書いた作品の解説は、作品が描かれた時代背景やアーティストの人柄から、アーティストが作品を描いた意図を解説者が推測して書いています。

解説者がどのように作品を見ているかを知るのが面白いところではあります。
しかし、描き手の意図が解説と同じとは限りません。

作品の解説を見る時には、解説者の感性による解釈だと知っておくことが必要です。

たとえば、サステナブルアートの隠れたゴールとは【究極は捨てない】にサステナブルアートの解説を書いていますが、これは私の独自の解釈です。

抽象画の見方は、作品の解釈によって変わります。

たとえば英語の文学を日本語で翻訳した本を読んだ場合、英語で書かれた小説を読んだ時より登場人物を日本人的に感じます。

この理由は、日本語を使うこと、小説の世界観に翻訳者の感性が加わることです。

素晴らしい翻訳者が翻訳した小説はとても読み応えがあり、素晴らしい本です。

登場人物は英語で読んだ方が現地の人らしい人柄ですが、世界各国の小説を原文で読むことはできません。

翻訳者の感性を通して訳した小説だからこそ、より日本人が理解しやすい表現がなされています。

第三者が書いた解説を見て作品を鑑賞することは、翻訳された小説を読むことに近いかもしれません。

参考までに、自分の好きな絵画を見つけたい時には、下記の記事もおすすめです。ぜひご覧ください。

>> 有名な絵画だけではない、好きな絵の見つけ方

抽象画にわからないけど心惹かれる理由

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抽象画の楽しみ方とは

抽象画を鑑賞した時、作家が描きたい世界観をすべて自分の感性で受け止められているかは分かりません。

しかし、抽象画は心が惹かれる作品です。

人は100年生きたとしても、すべての感性を理解することはなかなかできません。

作品に描かれた本当のテーマは、画家にしか分かりません。
さらに、作品には画家が無意識に描いたものも表れています。

抽象画の楽しみ方は、自分が分かる範囲で、自分の感性で捉えられることから抽象画の作品を理解することです。

参考までに、インテリアに映える抽象画の飾り方を下記の記事に書いています。こちらもあわせてご覧ください。

>> インテリアに映えるシンプルな抽象画のアートの飾り方5選

いろんな見方ができる抽象画の作品

絵画に限らず、小説でもそうですが、同じ作品を時期を変えて見ると違う楽しみ方ができます。

いろんな見方ができる奥の深さがあることが、芸術作品の魅力です。

人間は好奇心です。分からないからこそ、興味が引かれます。

自分の感性では捉えきれないからこそ、人は抽象画に心が惹かれるのかもしれません。

参考までに、人間が描いた絵の魅力について、絵画の価値とは【AIが描く絵との違い】の記事で解説しています。ぜひご覧ください。

絵を見る時に読んでおくと、より作品への理解が深まると思います。あわせてご覧ください。

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