油絵の作品を長く楽しむためにも、油絵の飾り方についての注意を知っておきたいですよね。
油絵を飾る時に注意したいことをまとめました。
お部屋に油絵を飾る時は、ぜひご覧ください。
☑この記事の目次
- 油絵の飾り方の注意
- 日光の当たるところに油絵を飾ってもいい?
- 暖房器具やストーブの上に飾ってもいい?
- 火を使う場所の上に油絵を飾ってもいい?
- 湿度の高いところに飾ってもいい?
- 壁に掛ける時に穴を開けても問題ないかを確認しよう。
- 大きい油絵を飾る方法の注意
- 額に入れて飾る時は、金具の耐荷重を確認しよう。
- 油絵の作品を長く楽しもう。
油絵の飾り方の注意

直射日光(紫外線)、高温、多湿、水分を避けて油絵を飾ることで、作品を長く楽しむことができます。
油絵を飾る時に注意したいポイントを見ていきましょう。
日光の当たるところに油絵を飾ってもいい?
直射日光の当たるところを避けて、油絵を飾りましょう。
油絵は耐久性のある画材です。
しかし直射日光が作品に当たると、油絵が変色したり退色することがあります。
市外線(UV)が絵に当たるのを防ぐアクリルカバーが付いた額に入れたり、紫外線の影響を防ぐニスをキャンバスに塗ることはできますが、紫外線の影響を多少受ける可能性があります。
絵がキレイに見えるライトを選びたい時は、下記の記事がおすすめです。こちらもぜひご覧ください。
>> 【絵画を照らす照明】絵がキレイに見えるライトを選ぶには?
暖房器具やストーブの上に飾ってもいい?
油絵は熱くなると傷みやすくなるので、暖房器具やストーブから離れた壁に掛けましょう。
暖房器具の上はとても熱くなります。
暖房器具から少し離れていても熱さが作品に伝わりやすいので、気を付けましょう。
リビングの絵の詳しい飾り方は、「リビングにぴったりな絵画の飾り方と選び方を知りたい」に解説しています。こちらもぜひご覧ください。
火を使う場所の上に油絵を飾ってもいい?
作品をキッチンやリビングに飾る時は、火を使う場所から離れた壁に掛けましょう。
キッチンのガスコンロやストーブ、暖炉など火を使う場所の上に油絵を飾ると、額に入れていても作品に熱が伝わってしまいます。
火を使う場所の近くに油絵を飾ることもおすすめしません。
キッチンの絵の詳しい飾り方を知りたい方は、「キッチンに飾る絵は何がいい?おしゃれに見せる飾り方も解説」で紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
湿度の高いところに飾ってもいい?
バスタブのある部屋など湿気の多い場所を避けて、油絵を飾りましょう。
湿気が多い場所に飾ると、作品にカビが生える原因になります。
額に入れずにキャンバスのままで飾っていると、湿気による影響を特に受けやすくなります。
また、洗面所の洗面台や台所のシンクの近くなど水しぶきが飛ぶ場所に飾るのは避けましょう。
水しぶきが付くと、作品が傷みやすくなってしまいます。
トイレの絵の詳しい飾り方は、「トイレのインテリアにおすすめの素敵なアート絵画の飾り方」に書いています。こちらもあわせてご覧ください。
壁に掛ける時に穴を開けても問題ないかを確認しよう。
ヒートンを使って油絵を壁に掛ける時は、壁に穴を開けることが必要です。
賃貸物件に住んでいる場合は、賃貸契約によっては壁に穴を開けると現状復旧が必要となることがあります。
油絵を壁に飾る時は、賃貸契約を事前に確認することをおすすめします。
壁を傷つけずに、油絵を額なしで飾る方法を知りたい方は、「油絵を額なしで飾る方法【簡単にできる】」をご覧ください。
大きい油絵を飾る方法の注意

額に入れて飾る時は、金具の耐荷重を確認しよう。
大きい油絵を額に入れて飾ると、とても重くなります。
金具や紐は、どれくらいの重さまで金具が耐えられるかを表す「耐荷重」が決まっています。
重い額を掛ける時は、額の重さに対応できる金具や紐を使います。
三角吊カンやヒートン(フック)、紐の耐荷重を必ず確認しましょう。
目安として、キャンバス20号の本体の重さは約1kgです。キャンバス30号は約1.5kgです。
(キャンバスによって、重さは異なる場合があります)
額に入れて飾る時は、このキャンバスの重さに額の重さが加わるので、けっこう重くなります。
参考までに、あなたの部屋に合う油絵の額の選び方を下記で解説しています。こちらもぜひご覧ください。
油絵の作品を長く楽しもう。

ここまでで油絵を飾る時に注意したいことをまとめました。
直射日光(紫外線)、高温、多湿、水分を避けて油絵を飾ることで、作品を長く楽しむことができますよ。
ぜひお気に入りの油絵の作品を大切にしてくださいね。